きものとくらしの講師の
奥圭奈子(おくかなこ)です
暮らしに「きもの」をプラスして15年ー
わたしはいま「きもの」が運んでくれたギフトを
そこかしこに感じながら暮らしています。
花の名前、季節のうつろい、絹の鳴る音、身体の声ー
もし、きものと出会えていなかったら・・・
わたしは気づいていなかったかも、しれません。
きものと人生が、重なるようになって
わたしを取り巻く世界が、変わりました。
深呼吸すると心と身体がすうっと整うように、
きものを着こなすことで、「わたしの軸」が整った。
変わったのは世界のほうではなく、わたし自身。
新しいものを求めなくとも、豊かさで満たされていました。
◇初めて会う方と、コミュニケーションが生まれる
◇祖母や母から譲り受けたきものを着ると、喜ばれる
◇もてなす気持ちを表現したり「和の心」を大切にしたくなる
ファッションとしてのきものも素敵だけど
1000年以上ものあいだ、日本人に寄りそってきた
衣服としての意味と底力があります。
「ほんとはきものが好きなの」
「いつか、自分で着て過ごしたいわ」
きっと、そんな女性がたくさんいる。
きもので輝く女性は、もっともっと増えていい!
特別なものは、いらないんです。
お家にある、1枚のきものや浴衣からスタートできます。
きものの基礎から通好みのスタイリング術、
「着こなしの具体策」を手に入れたなら
きものは、あなたらしさを表現する
心強い味方になってくれます。
きものをプラスした生活で五感を磨きあげ
「内面から輝くわたし」を、一緒に叶えてみませんか?
名古屋の祖母と。
メルボルンに発つ前の、早めの七五三。
きもので暮らした祖母との貴重な一枚です。
加賀友禅メーカー・小売店マネージャー時代は
たくさんの加賀友禅に囲まれた毎日でした。
この業界の中で、きものを着る人の少なさに衝撃を受けます。
子どもたちと一緒に。
わたしと娘は木綿のきもので、らくちんスタイル。
きものでも洋服姿でも「変わらぬいつもの母ちゃん」
愛知県名古屋市出身。幼少期をメルボルンで過ごす。
大手自動車部品メーカーエンジニアの父と社交的な母、日本では陽気な祖父、きもの暮らしの経験を持つ祖母とひとつ屋根の下で暮らす。
目鼻立ちのはっきりした金髪の同級生の中で、平たい顔族の東洋人がひとりきり。引っ込み思案だったが、イースターの仮装で着物を着て注目を集め、嬉し恥ずかしい思いをしたことをよく覚えている。
中学時代から美術の道を志し、地元県立高校美術科を卒業、金沢美術工芸大学への進学を機に金沢に移り住む。
大学では専門の油画だけでなく、人体のしくみや色彩を学び「目と手」を同時に養う。愛車の白いホンダカブを手に入れ、金沢のまちを縦横無尽に走り回る。きものより先に石川の日本酒の味を覚える。
※フラメンコ部と茶道部に入り、はじめて祖母のきもの(写真の色無地)に袖を通すが、きものに目覚めるのはまだ先・・・
卒業後は金沢の老舗デザイン会社に就職。プランナーとして金沢の伝統の素晴らしさやブランディングという考え方に出会う。自由な社風にのびのびと育てていただいた。その後、石川県伝統的工芸品・加賀友禅メーカーに転職。
メーカーでは、加賀友禅作家・染め職人の工房へ足を運び、きものづくりに間近で関わりながら、和装小物の新商品をつくり全国の小売店で展開していただくようになる。きものの製造・流通のしくみ、地元の職人さんの想いや伝承していく大変さを知るのがこの頃。全国のきもの産地への視察を経験する。
入社当時、社員だれひとりきものを着ていないことに驚くも、きものを着られないのはわたしも同じ。特別な行事のときにだけ加賀友禅を着せていただいていたが、あるとき社長と口論になり「おまえはきものが分かっていない」「じゃあ明日からきもので暮らします!」と、突然きもの暮らしに突入。祖母から譲りうけた数枚のきものだけを頼りに、自己流で着付をはじめ、きもので仕事をするようになる。
※とても先見の明のある社長なのです。わたしは生意気な社員。笑
2011年、金沢で初めてのメーカー直営販売・レンタル店を立ち上げ、マネージャーになる。きものスタイリスト、スタジオカメラマンとして、お客様のきものシーンをトータルプロデュースをするように。着付クラス、きものの立ち姿やウォーキングレッスンも担当する。バイヤー向けではなく、きものを着るお客様に向けた視点に本格的に変わったのが、この時。京都や東京での商品仕入れは目の回るようなスピード、かつエキサイティングな経験。
結婚、2度の出産・育児を経験。
臨月をきもので過ごし、きもので子育てをするうちに、体型の変化にしなやかに対応してくれ、授乳もらくにできる、きものの合理性を体感。
きものを着て10年たった頃。気づけば冷え性や腰痛などの不調がなくなり、姿勢が美しく整うように。きものは女性の身体にとことん優しい!と気づいたことが「きものと身体と暮らし」に関心を持つきっかけに。
和の暦や月の満ち欠けを意識し、手仕事や季節のうつろいを楽しむようになる。
2018年春、加賀友禅メーカーを退職。
そして冬「深呼吸きもの塾」を開講。
きものとくらしの講師として、「こころと身体に寄り添う、きものとの付き合いかた」を伝えはじめる。
・活動的な木綿きもの
・祖母が着ていたお出かけきもの
・主役級の加賀友禅きもの
これらをシーンによって使い分け
枚数を増やしすぎない、リアルなきもの生活を送るようになる。
その頃、スポーツ一本歯下駄ippon bladeに出会い、着付が大きく変わるきっかけになる。楽に立つ、楽に動く身体に目覚め「着付と身体は両輪」と実感。のちにインストラクターになる。
「泳ぐ以外なんでもできる」身体整う深呼吸着付®︎の完成へ
2020年、着付レッスンと全講座をオンライン化。
2022年7月時点で着付の修了生は44都道府県と海外合わせ300名。
和文化オンラインサロン「もっと!大和撫子になり隊」を中心に活動中。
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料理好きで家事をこなす夫と11歳男子と6歳女子と暮らす。
住まいは築97年の金澤町屋をリノベして、和洋折衷快適生活。
趣味はカメラ、アート、仏像鑑賞、美しいきものや小物を見るのが三度の飯より好き。
明治24年生まれの宿「INTRO玉川」を夫とともに運営する。
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きものとくらしの講師
深呼吸きもの塾 代表
おむつなし育児アドバイザー
布おむつ育児、着物で授乳、さらしおんぶ
きもののある暮らしがどんなものなのか
見ていただくのが一番わかりやすいのかなと思います。
とくべつなときも、いつもの日も
どちらも同じように思い出深い日のように感じます。
もしもわたしが「きものを着ていなかったら」
家族と映る自分の写真は、とても少なかっただろうと思います。
ちなみに・・・洋服も好きなので、そんな気分の日には洋服も着ていますよ。笑
「珍しい!」「誰だかわからない」と言われますけどね♪